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サロン経営で儲からない!赤字になる6つの原因と見直しポイント

サロン経営で儲からない!赤字になる6つの原因と見直しポイント

「朝から晩まで施術に入って忙しいのに、なぜか手元にお金が残らない」
「毎月の支払いに追われ、売上を上げたいけれど何から手をつければいいのか分からない」

 

このような悩みを抱えながら、毎日現場で奮闘しているサロンオーナー様は決して少なくはありません。

 

実際、美容サロン業界は開業のハードルが比較的低い反面、オープンから1~3年以内で廃業してしまう店舗が多いのです。開業後1年で60%、3年で90%、そして10年存続率は5%と非常に厳しいのが現状です。

引用:WORLD JAPAN

 

本記事では、これまでに数多くのサロン様を支援し、内情を見てきたプロの目線から、サロン経営が赤字に陥る6つの原因と、黒字化に向けて見直せるポイントを解説します。

 

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サロン経営で赤字になる6つの原因

サロン業界は決して儲からないビジネスではありませんが、利益が出ずに苦しんでいるサロンには共通点があります。多くのサロン様をご支援してきたヴィジーンの視点から、赤字に陥る6つの原因をご紹介します。

1. どんぶり勘定や財布の混同

特に個人のサロン様が陥りやすく、経営が不安定になるのが「固定費の管理をしていない」ことです。

 

個人の生活費とサロンの売上を一緒にしてしまったり、毎月の家賃や経費にいくら使っているのかを1円単位で把握していないケースが多く見られます。

 

当たり前ですが、入ってくるお金よりも出ていくお金の方が多ければ、どれだけ毎日忙しく施術をしていても、実は「自転車操業」になっているだけで、いつか必ず資金がショートしてしまいます。

2. 広告費と顧客単価のバランス崩壊

「毎月広告費に50万円使って、新規が5人来店した」とします。この場合、1人を集客するための獲得コスト(CPA)は10万円です。

 

しかし、そのお客様がクーポンを利用して5,000円しか支払わなかった場合、極端な話ですが1件あたり「9万5,000円の赤字」になります。

 

このバランスの崩壊に気づかず、損益分岐点を割るような集客を続けていると、費用だけがかさ増しになってしまいます。

3. 新規の「決定率」と「リピート率」

新規集客の数ばかりに目が行き、実際に来店したお客様が「その後何人リピートしたか」「累計でいくらお金を払ってくれたか(LTV)」という数字を見ていないサロン様は、少なくありません。

 

広告にかけたお金よりも、お客様が継続して支払ってくれたお金の方が多ければ、経営は安定しますが、ここを数値で管理できていないと、穴の空いたバケツに水を注ぎ続ける状態になります。

4. 既存顧客の管理不足

例えば、これまで2ヶ月に1回来店していたお客様が、急に半年に1回の来店ペースになったとします。この時、「なぜ来店周期が空いたのか」という理由をヒアリングできているでしょうか?

 

もしかすると「自宅でのケアを変えた」のかもしれませんし、「他店を利用している」のかもしれません。

 

こうした小さな変化は、定期的なヒアリングを行わなければ気づくことができません。既存顧客の管理を怠り、小さな変化にも気づかないでいると、ある日突然、常連のお客様がいなくなってしまう事態を招きます。

5. 利益が出ない価格設定と原価の未把握

周囲の競合よりも選んでもらうことを重視しすぎて、安易に値下げを行ったことで、仕入原価と売価のバランスが崩れてしまうケースです。

 

極端な例ですが、10万円で仕入れた業務用クリームを、施術内で100円相当で提供していては、当然赤字になります。

 

提供しているメニューや使用している商材が、本当にサロンの利益を生み出しているのか、適正な価格設定ができているかの確認は必須です。

6. 提案不足

「商品が売れていない」「顧客単価が上がらない」と悩まれるサロン様に多いのが、実はお客様の購入意欲が低いのではなく、サロン様からの「声がけ・提案」が足りていないことが原因な場合があります。

 

一部の「買ってくれそうなお客様」にしか提案しなかったり、オーナーは売れるのにスタッフは売れなかったりと、提案の量と質が属人化している場合、サロン全体の売上の底上げがうまくいきません。

オーナー様が陥りがちな経営課題の「勘違い」

ヴィジーンに相談いただいたサロン様の中で、「〇〇で悩んでいる」とご相談いただいた内容と、実際のボトルネックが大きくズレていた事例がございます。

 

今回は大きく分けて2つの勘違いをご紹介します。

1. 「新規集客が足りない」のではなく「決定率が悪い」

カウンセリング

「うちのサロンは毎月5人しか新規が来ないんです」と、集客数の少なさを嘆くオーナー様は非常に多くいらっしゃいます。

 

しかし、よくよく実態をヒアリングしてみると、その5人のうちリピートに繋がっているのは「わずか1人」だったりします。つまり、5人来て1人しか残らない場合「新規の決定率は20%しかない」ことになります。これこそが、本当の課題なのです。

 

もし、Instagramなどの無料ツールから毎月5人の新規客が来ていて、決定率が100%であれば、それだけで年間60人のお客様が純増します。月に2回来店されれば、あっという間に予約の取れないサロンになります。

 

「お客様が来ない」のではなく、「せっかく来てくれたお客様を取りこぼしている決定率に問題がある」。ここを見落とされていると、広告費を上げて新規客を集めても、穴の空いたバケツのように新規客が定着せずに1回の利用で終わってしまいます。見直すべきは集客媒体ではなく、初回のカウンセリングの質なのです。

2. 「商品が売れない」のではなく「全員に提案していない」

商品紹介

「うちのサロンは商品が全然売れなくて…」というご相談もよくいただきます。

 

そこで、「毎月50人来店されるお客様のうち、何人に店販のお声がけをされますか?」と尋ねると、「買ってくれそうな5人くらいにしか声をかけていない」という答えが返ってくることがあります。

 

これは「商品が売れない」のではなく、「声がけの量(アプローチの数)」が不足しています。スタッフ側が提案するお客様を選んでしまっていることが原因です。

 

もし、来店された50人全員にしっかりと提案できて、それでも5人しか買わなかったのであれば、そこで初めて「声のかけ方・トークスキル」に課題があると分かります。しかし、行動量を変えずに「うちのお客様は商品を買わない」と勘違いされてしまうケースは非常に多くございます。

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儲からないループから脱却!5つの見直しポイント

赤字の原因に気づくことができれば、あとはその課題を解決するための対策を打つだけです。サロンの利益を確実に残し、黒字化するために見直すべき5つのポイントを紹介します。

1. 生活費とサロン経費の完全分離

サロン経営の売上を正確に管理するために、損益管理(PL管理)を徹底することです。どんぶり勘定をやめるために、まずは「個人の財布」と「サロンの財布」を完全に分けます。

 

その上で、家賃、リース代、商材の仕入れ値、広告費など「毎月何にいくらお金を使っているのか」を家計簿のように細かく1円単位まで洗い出します。正しく計算すれば「毎月いくら売り上げれば赤字にならないのか」損益分岐点を正確に把握することができます。これが、サロンの現状を知るための第一歩です。

2. カウンセリング改善による「新規決定率」の向上

お客様が定着しない状態で新規集客に高いコストを掛けるよりも「目の前の1人を確実にリピーターにする」ことに注力します。そのためにはカウンセリングの改善が必要です。

 

お客様の悩みや理想の姿を深く引き出す「プレカウンセリング」と、施術結果の共有から次回の最適な来店周期・ホームケアを提案する「アフターカウンセリング」の形を作ります。スタッフの自己流ではなく、サロン全体で決定率を高める仕組みを作り上げることで属人化した決定率を安定させることができます。

3. 既存顧客の定期的なヒアリング

リピートしてくれている既存のお客様も、放置していればいつか静かにいなくなってしまいます。例えば「いつも1ヶ月ペースで来ていた方が、2ヶ月空いた」といった場合は要注意です。

 

「最近お忙しいですか?」「ご自宅でのケア方法は変えられましたか?」など、必ず理由をヒアリングするルールを徹底しておきましょう。顧客の小さな変化に気づき、一人ひとりに合わせたコミュニケーションを取り続けることが、失客を防ぎ、生涯顧客を育てる土台になります。

4. 物販・提案の「全員お声がけ」のルール化

物販や単価アップのためのオプション提案は、スタッフの感覚で「買ってくれそうな人」を選ぶのはやめましょう。「ご来店されたお客様全員に必ず提案する」というルールをサロンに定着させる必要があります。

 

声がけの母数を増やさなければ、売上は絶対に上がりません。全員に提案するという行動を徹底して初めて「トークスキルに問題があるのか」「商品のラインナップが合っていないのか」という次の改善点が見つかります。

5. 費用対効果を見極めた広告費の見直し

新規顧客1人を獲得するのにいくらかかっているのかと、そのお客様が最終的にいくらお金を支払ってくれたのかを計算します。

 

1回の来店単価が安く、リピートにも繋がっていない広告やポータルサイトへの掲載などは、勇気を持って見直す必要があります。浮いたコストで既存客への還元やコンサルタントを活用してカウンセリングの質を高めることに充てるなど利益率をアップさせる施策を行いましょう。

儲かるサロンにするには「本当の課題」を知ること

ここまで解説してきたように「サロンの売上が上がらない、赤字から抜け出せない」という結果は同じでも、その原因はサロン様によって全く異なります。

 

「集客が足りないから広告費を増やそう」とご自身で判断して対策を打っても、本当の課題が違えば、そのお金は無駄になってしまいます。まずは、思い込みを捨てて「今、自分のサロンに何が足りていないのか」を客観的に知る必要があります。

ボトルネックを可視化する「サロン経営診断」

プロモ サロン経営診断

ネット上の一般的な経営ノウハウは、どれだけ読んでも「あなたのサロンが今すぐ取り組むべき優先順位」までは教えてくれません。

ヴィジーンでは、これまで多くのサロン様をご支援してきた独自のノウハウに基づき、サロンの経営状態を客観的に分析する「サロン経営診断」をご用意しています。

 

簡単な質問にお応えいただくだけで、ご自身のサロンが陥っている本当のボトルネックと、黒字化に向けた具体的な改善策を明確にします。

 

まずは現状を正しく把握し、サロンの未来を変える第一歩を踏み出してみませんか?

 

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